母のために頭を下げる娘。

「せんせい、集金袋忘れたの・・・。ぺこり」
朝、バスに乗ろうかという時 娘がせんせいへ頭を下げた。 ちがう!断じて忘れたわけでないのです! 母は小銭を探したけれど「975円」等という半端な細かい硬貨がお財布に入っておらず、あとで崩してからお渡ししようという算段で君に持たせなかったのです。
しかし、「みんながせんせいに渡しているけれど、私はその責務を全うできていない。」という気持ちから焦りがうまれ「ぺこり」に繋がったのでしょう。
今までの娘であれば、そんな事はお構いなしのはずでしたが、若干成りとも「協調性」と「責任感(これはハテナ)」が芽生えたのかも知れません。
さぁ!封筒に「975円」はスタンバイOKです。帰りはバッチリお渡し下さいまし。