産院事情。

今日は息子の予防接種を受けに掛かり付けの産院へ行って来たんですが、そこでとある掲示物を目にして思わず「これじゃぁなるべく妊娠しないで下さいと言われているような物だなぁ。」という思いがよぎってしまいました。 悲しいというか残念というか・・・。 私はもう産む予定はないんですけれども、それでもやっぱり。

そこの掲示物に書かれていた内容はと言うと
「分娩予約は平成20年9月前半まで締め切りました。」
と言うものでした。 目を疑いました。 配布された日付は平成20年1月16日付でした。
ピンとこないと思うのですが「生理が1〜2週間遅れたので産院に来ました。」という人はセーフで「3〜4週間遅れたので来ました。」という人は、もしかしたらはじかれてしまうかも知れないというシビアな状況なんです。

もう少し詳しく近頃の産院状況を書くと、個人医院では検診のみを行い、分娩については提携している総合病院(いくつかある)を紹介し、そちらで後期の検診と分娩をするようなシステムを採るようになってきているみたいなんです。 ところが、その提携先から「現在の予約状況」として個人医院へ配布された通知が先ほど紹介した内容になっていて、つまりこちらから産みたい産院を選んでいられるような状況では無いんだろうということなんです。 たぶん、分娩施設が減ってきているので予約殺到という感じなんでしょうか。
うーーむ、私が娘を産んだ3年前は個人医院で出産ができました。 急かされつつも、「あ、予約表忘れた。」なんていう感じで少しノンビリと予約をした記憶が。 二人目の息子は里帰り出産で、そちらでも個人医院で産む事が出来たのですが、戸塚の先生に紹介状を書いて貰う時に「まだお産を取り扱っているの?頑張るなー。」そんな感じでしたので、本当に減ってきているんでしょう。

産院とは違いますが、とても頼りにしていた小児科の院長先生も引退してしまったので、取扱内容が縮小されて心細い思いをしているところだし、ニュースでは妊婦さんや、老人や、怪我人が救急車でたらい回しにされて死んでしまったり・・・、そんな恐ろしい報道も聞こえてきます。

テレビで頻繁に病院の問題が取り上げられていますが、ほんとうにせっぱ詰まった状況なんですね。

なんだか考えてしまいます。